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卓上昇降デスクはどう?据え置き型との違いと選び方

売り場と検索結果では、机そのものと机の上に置く台が、同じ「昇降デスク」という名前で並びます。

卓上型を選ぶときに最初に見る数字は、天板をいちばん上まで上げたときの高さ。

日本の事務机は天板高70cm前後のものが多く、その上に卓上型の昇降幅が積み上がります。

ここが自分の立ち姿勢に足りないと、立っても手元が低く、肩を落として打つ姿勢になります。

上げすぎる分は途中で止めれば済むので、足りない側の失敗のほうが後に残る。

本ページでは、昇降幅の合わせ方・機構ごとの操作感の違い・机側で測る3か所まで、まとめて紹介します。

卓上昇降デスクは、上げきったときの天板高が体に合うかを最初に確かめる

必要な高さは計算で出せます。

まっすぐ立ち、腕を体の横に下ろして肘だけを直角に曲げる。

その肘の位置の床からの高さが、立ったまま打つときのキーボード高さの目安です。

ここから今の机の天板高を引いた差が、卓上型に求める昇降幅になります。

たとえば肘の高さが105cm、机が70cmなら、必要なのは35cm。

製品の最大高がこれを下回ると、立っても手首を落として打つ姿勢が続きます。

逆に最大高が余っている分は、途中で止めれば使わないだけ。

迷ったら上に余裕がある側を選んでおくほうが安全です。

二段式(上段にモニター、下段にキーボードトレイ)は、上段と下段を別に考えます。

下段が肘の高さ、上段は画面の上端が目線と同じか少し下に来る高さ。

一枚天板のタイプはこの2つを1つの高さで兼ねるため、モニターを載せると画面が低くなり、ノートパソコン1台なら過不足なく収まる、という差が出ます。

自分がどちらの機器を主に置くのかで、選ぶ形が変わってくる。

卓上型は持ち上げ方で操作感が変わり、切り替え頻度との相性も違う

ガススプリング式

ガスの反発力で天板の重さを打ち消し、レバーを握りながら片手で上下させる構造です。

数秒で切り替えられるので、1日に何度も立ち座りを繰り返す人と噛み合います。

ただし積載重量の適正範囲が決まっている製品があり、軽すぎると勢いよく上がり、重すぎると押し下げに力が要る。

仕様表は上限だけでなく下限も見ておくこと。

手動クランク・ネジ式

ハンドルやノブを回して上げる方式。

回す手間はかかりますが、力はほとんど要らず、途中の任意の高さで止めやすいのが利点です。

積載重量の下限にも縛られにくい。

切り替えが1日1〜2回なら、この手間はさほど気になりません。

電動

モーターで上下させるため、重い機器を載せたままでも操作は指一本で済みます。

代わりに本体そのものが重くなり、ACアダプタを机まで引く前提になる。

卓上型で電動を選ぶなら、机の耐荷重とコンセントまでの距離を先に確かめておきたいところです。

段階固定の簡易型

支柱の穴やノッチに差し込んで高さを決めるだけの型もあります。

選べるのは決められた段数のみ。

そのぶん構造が薄く軽く、使わないときに畳んで立てておけます。

立ち作業が週に数回という人向け。

タイプ別に向いている人と、選ぶと後悔しやすい人

タイプ構造と操作向いている人向かない人
ガススプリング式レバーを握って片手で上下。積載重量に適正範囲がある1日に何度も立ち座りを切り替える人。モニター1枚+キーボードが基本構成の人載せる機器が極端に軽い人、または重量物を上限近くまで載せたい人
手動クランク・ネジ式回して上げ下げ。細かい高さで止められる高さを自分の体格に合わせて詰めたい人。力に頼らず動かしたい人数十秒の手間を毎回かけたくない人
電動ボタン操作。本体が重く、電源が必要重い機器を載せる人、切り替え回数が多い人机の耐荷重に余裕がない人、机まわりにコンセントがない人
段階固定の簡易型決まった段数で固定。薄く畳める立ち作業が週に数回の人、使わないときに片付けたい人体格に合う高さが段の間に来てしまう人

どのタイプでも共通して外せないのが、机の上に置くという前提そのものです。

机ごと上下する据え置き型まで視野に入れて比べたいなら、立ち座りを切り替える机の基準で解説しています。

ご覧ください。

卓上昇降デスクの選び方で失敗しやすいのは、天板サイズと耐荷重を後回しにすること

高さの計算まではする人が多いのに、面積と重さは製品写真の印象で決めてしまいがちです。

二段式は下段のキーボードトレイが本体より手前に張り出す設計が多く、机の奥行きが60cm台だと、トレイが机の縁からはみ出したり、体と机の間が窮屈になったりします。

奥行きは本体の外寸ではなく、トレイを含めた最大の張り出しで確認してください。

耐荷重は、載せる機器の実重量を足し算してから読みます。

モニターはスタンドの台座込みの重さで数えること。

27インチクラスを2枚並べるなら、それだけで卓上型の上限に近づく製品もあります。

ノートパソコン、外付けキーボード、書類、飲み物まで乗る場所なので、余裕を持たせた方が結果的に使いやすい。

もうひとつ抜けやすいのが、机の側の耐荷重です。

卓上型の本体重量に載せる機器を合わせると、机の天板と脚には常時その荷重がかかります。

折りたたみテーブルや低いこたつ天板のように、面が薄く脚の接地が頼りない机は、この用途には向きません。

載せる面をどこまで広く取るかという考え方自体は、天板の素材とサイズを決める基準で解説しています。

ご覧ください。

卓上に置く前に測るのは、机の高さ・奥行き・耐荷重の3か所

まず床から天板の上面までの高さ。

次に、実際に使える奥行き。

壁や仕切りに接している机なら、壁から手前の縁までの実測値を取ります。

最後に机の耐荷重表記で、記載がなければ天板の厚みと脚の構造を見て、重い機器を常時載せられる机かどうかを判断してください。

この3つに、先ほど測った立位の肘の高さを突き合わせます。

天板高+製品の最大昇降幅が肘の高さに届くか。

奥行きは本体の最大張り出しを引いてもキーボードと手首の置き場が残るか。

ここまで数字が揃えば、候補はかなり絞れます。

加えて2点。

機構によっては、上げ下げの途中で天板が前後に動くため、壁付けだと背面が干渉します。

数センチのすき間を空けて置ける前提かを見ておくこと。

電動を選ぶなら、机上に電源を1口増やす必要が出てきます。

タップの口数や安全機能の見方は、口数と安全機能で決める基準で解説しています。

ご覧ください。

幅そのものをどう決めるかで迷う場合は、幅と奥行きを決める基準も参考になります。

使い始めてから出てくる不満は、座ったときの手元の高さに集まる

卓上型はいちばん下まで下げても、機構の分の厚みが天板の上に残ります。

つまり座って使うときのキーボード位置が、元の机より数センチ高くなる。

ここが体に合わないと、肩が上がった状態で長時間打つことになります。

対処はふたつ。

ひとつは椅子の座面を上げて相対的な高さを取り戻す方法で、足が床から浮くならフットレストを併用します。

座面の高さや奥行きをどこまで調整できるかは椅子側の仕様で決まるので、自宅で疲れない一脚を選ぶ基準で解説しています。

ご覧ください。

もうひとつは、キーボードトレイが低い位置まで下がる二段式を選び直すこと。

それでも合わないなら、机そのものが上下する型に移る判断になります。

座位と立位の両方で高さを作れるのは据え置き型の強みで、切り替え頻度が高い人ほど差が出ます。

手動と電動の違いや選ぶ基準は、電動と手動の違いと選ぶときの基準で解説しています。

ご覧ください。

よくある質問

ノートパソコン1台だけでも卓上昇降デスクは役に立ちますか

機器が軽い場合は、一枚天板の軽量タイプで足ります。

画面とキーボードが一体なので、上段と下段の高さを別に取る必要がない。

畳んで片付けられる簡易型とも相性がいい構成です。

モニターアームは卓上昇降デスクに取り付けられますか

製品によります。

卓上型の天板は据え置きの机より薄く、クランプ非対応と明記されているものもある。

取り付け可否と対応する天板厚は、メーカーの記載で確認してください。

記載がなければ、載せる前提のモニタースタンドで組む方が無理がありません。

ガススプリング式と電動、どちらが扱いやすいですか

載せる重さと切り替え回数で選び分けます。

軽めの構成で何度も動かすならガススプリング式、重い機器を載せたまま動かすなら電動。

ただし電動は本体が重く、机の耐荷重と電源の確保が条件として増えます。

折りたたみテーブルの上に置いても大丈夫でしょうか

おすすめできません。

卓上型の本体重量に機器の重さが加わり、その荷重が常時かかり続けます。

天板が薄く脚の接地が頼りない机では、上げた状態で重心が高くなったときに安定しにくい。

しっかりした机の上で使う前提の道具です。

まとめ

卓上昇降デスクを絞り込む順番は、立位の肘の高さから必要な昇降幅を出し、机の奥行きと耐荷重で置けるかを確かめ、そのうえで切り替え頻度に合う機構を選ぶ、という流れになります。

座ったときの手元が高くなるという卓上型の性質だけは、どの製品でも避けられません。

そこが我慢できないなら、机ごと動く型に切り替える判断も要る。

まずはメジャーを持って、机の天板高と使える奥行きを測ってみてください。

その2つの数字が出れば、候補は一気に絞れます。

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