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電源タップのおすすめタイプ|用途別の選び方と比較

デスクの下で電源タップを選ぶとき、最初に見るのは口数ではありません。

合計1,500Wという定格容量と、机までの距離を満たすコードの長さです。

この2つを外すと、口数がいくつあっても使えない。

パソコンとモニターと充電器だけなら容量に余裕はありますが、電気ケトルや暖房器具が同じタップに乗った瞬間に、話は変わります。

差し込む機器の合計消費電力を先に足してから、口数と形を決める順番になります。

売り場には直線型・タワー型・卓上型・スマートタイプが並び、写真だけではどれも同じように見えます。

違いは差込口の間隔と、機能として何を持っているかに出ます。

本ページでは、容量とコード長の見方・形ごとの向き不向き・雷ガードなどの機能表示の読み方・買う前に測っておく寸法まで、まとめて紹介します。

電源タップのおすすめを絞るとき、最初に効くのは容量とコードの長さ

電源タップの定格は、合計1,500Wが一般的です。

これは差込口ひとつあたりではなく、タップ全体で受けられる上限。

ノートパソコンのアダプターが65W前後、モニターが20〜40W、スマートフォンの充電器が20〜45W程度と考えると、デスク周りの機器を集めても数百Wにとどまります。

ここに問題は起きにくい。

危ないのは熱を出す機器です。

電気ケトル、オイルヒーター、セラミックファンヒーター、電子レンジは、1台で1,000Wを超えることがあります。

この種類の機器は壁のコンセントに直接つなぐのが基本で、タップを介して2台同時に動かす使い方はしないでください。

タップからタップへつなぐ、いわゆるたこ足配線も同じです。

合計の上限は変わらないのに、把握できる範囲だけが減ります。

次に見るのがコードの長さ。

1mか2mか3mかで、置ける場所が決まります。

デスクの天板の奥から床のコンセントまでを実際に測り、そこに床を這わせる余裕を10〜20cm足すと、必要な長さが出ます。

短いと届かないので延長したくなり、長すぎると余った分をどこかにまとめたくなる。

どちらも避けたい状況です。

なお、束ねたまま通電すると熱がこもるため、余ったコードは巻いて固定せず、緩く沿わせて配線してください。

口数そのものの数え方や、安全機能の見方については、口数と安全機能で決める基準で解説しています。

ご覧ください。

直線型・タワー型・卓上型、電源タップの形で変わるのは差込口の間隔

形が違うと、何が変わるのか。

いちばん大きいのは、大きなACアダプターを差したときに隣の口が潰れるかどうかです。

直線型(バータイプ)

もっとも一般的な棒状の形。

床置き、壁際、デスク裏への固定と、置き方の自由度が高い。

差込口が一列に並ぶため、四角い箱型のアダプターを差すと隣の1口が使えなくなることがあります。

差込口の間隔が広めに取られた製品や、口ごとに向きを変えられる製品なら、その干渉を避けられます。

タワー型(縦置き)

縦方向に差込口を配置し、床の占有面積を小さくした形。

上下左右の複数面に口があるため、アダプターが多い環境でも干渉しにくい。

ただし縦に立つので倒れやすく、足元に置くと蹴ってしまう位置に来ます。

省スペース性と設置の注意点は、タワー型の特徴と選ぶ際の注意で解説しています。

ご覧ください。

卓上型

天板の上に置く前提で、高さを抑えたり、クランプで机の縁に固定したりする形。

座ったまま抜き差しできるのが利点で、スマートフォンやイヤホンを毎日つなぎ替える人に向きます。

天板の縁に固定するタイプは、天板の厚みが対応範囲に入っているかを確認してから買ってください。

デスク上で使う場合の基準は、卓上タップを選ぶときの見方で解説しています。

スマートタイプ

スマートフォンのアプリや音声で通電を切り替えられるもの。

照明やサーキュレーターのように、決まった時間だけ動かしたい機器を扱うときに使い道があります。

パソコンや外付けドライブのような、勝手に電源が切れると困る機器には向きません。

できることと選ぶ基準は、スマートタップで何ができるかでまとめています。

ご覧ください。

使う場所別に見る、電源タップのおすすめタイプ

形ごとの向き不向きを、机の使い方に落とすとこうなります。

タイプ構造上の特徴向いている人向かない人
直線型差込口が一列。床置きも壁際も可。製品数がもっとも多いデスク裏に固定して隠したい人。口数と長さを細かく選びたい人大きなACアダプターを4つ以上使う人
タワー型複数面に差込口。設置面積が小さいアダプターが多く、干渉を避けたい人足元に置く場所しかない人。小さな子どもやペットがいる環境
卓上型天板上に置く、または縁に固定するスマートフォンやイヤホンを日に何度も抜き差しする人天板が狭い人。天板の厚みが固定具の対応範囲外の人
USB付きACの口とUSB端子を1台に統合充電器を減らして口数を空けたい人高出力での充電を優先したい人(端子の合計出力に上限がある)
スマートタイプ通信で通電を制御できる照明や扇風機を時間で管理したい人パソコンや外付けストレージを常時つなぐ人
マグネット付き本体裏に磁石。スチール面に貼り付くスチールデスクや金属ラックがある人木製天板だけの環境(貼り付く面がない)

USB付きを選ぶときは、端子の合計出力に注意してください。

USB端子が4つあっても、合計で何Wまで出せるかは製品ごとに決まっており、4台同時につなぐと1台あたりの出力が下がる設計が一般的です。

パソコンをUSB-Cで充電したいなら、その端子が単独で何Wまで出せるかを仕様表で確かめる。

表記がなければ、専用の充電器を別に用意したほうが確実です。

雷ガードやトラッキング防止、機能表示はどこまで期待できるか

パッケージに並ぶ機能名は、それぞれ守る範囲が違います。

ひとまとめに「安全なタップ」と読まないでください。

雷ガード(サージ機能)

過大な電圧が流れ込んだときに、それを吸収する部品を内蔵している、という意味です。

落雷の被害をすべて防ぐものではありません。

直撃を受けた場合や、他の経路から侵入した場合は守れない。

また吸収部品は使うほど劣化するため、近くで大きな雷が鳴った後は、機能が落ちている可能性があるものとして扱うことになります。

大事なデータを扱う機器なら、雷が予想される日はプラグを抜くのがいちばん確実な対処です。

トラッキング防止

プラグの根元に絶縁体を設け、ほこりと湿気による発火の道筋ができにくいようにした加工。

差したまま長期間動かさないタップに意味がある機能です。

ただし加工があっても掃除は要ります。

半年に一度はプラグを抜いて、刃の根元のほこりを乾いた布で拭き取ってください。

シャッター付き

使っていない差込口を内部のふたでふさぐ構造。

異物の侵入や、ほこりの入り込みを抑えます。

小さな子どもがいる家庭では検討の対象になる構造です。

個別スイッチ

口ごとに通電を切れるもの。

待機電力を切りたい機器と、切ると困る機器が混在する環境で効きます。

ただしスイッチが増えるとサイズも大きくなり、押し間違いも起きます。

パソコンをつなぐ口は、スイッチのない口に割り当てるほうが安全です。

PSEマーク

電気用品安全法に基づく表示で、国内で販売される電源タップには必要なものです。

本体や梱包に表示があるかを見てください。

表示のない製品は、価格が安く見えても選択肢から外す判断でよいと考えます。

電源タップの選び方で失敗しやすいのは、口数だけで決めたとき

いちばん多いのが「6口あれば足りる」と数だけで買い、届いてから実際には4口しか使えなかったというケース。

原因は差込口の間隔です。

ノートパソコンのアダプター、モニターのアダプター、外付けハードディスクのアダプター。

この手の箱型プラグは幅を取り、隣の口をふさぎます。

手元にあるアダプターの数を数え、その分だけ余裕を見て口数を選ぶ。

あるいは間隔が広い製品を選ぶ。

どちらかが必要になります。

次に多いのが、見た目だけで決めて容量や長さを見落とすパターン。

木目調や布巻きコードのタップはデスクの雰囲気に合いますが、定格やコード長は製品ごとに違います。

デザインと仕様の両方を満たす選び方は、見た目と安全性を両立させる考え方で解説しています。

ご覧ください。

もうひとつ。

安価な製品を消費電力の大きい機器に使ってしまう組み合わせは避けてください。

低価格帯のタップは口数もコード長も控えめで、デスク周りの小物をつなぐ用途に向いています。

どの用途なら使えて、どこからは避けたほうがよいのかは、100均タップが使える場面と避けたい用途で解説しています。

買う前に測る3つの数字と、買い替えを考える目安

注文する前に、次の3つを実際に測ってください。

  • コンセントからタップを置きたい位置までの距離。床を這わせる分と、立ち上がりの分を足す。壁際を回すなら経路に沿ってメジャーを当てる
  • タップを置くスペースの幅と奥行き。6口の直線型は本体長が30cm前後になることがあり、狭い隙間には入らない
  • クランプ固定型を選ぶなら天板の厚み。対応範囲の下限と上限の両方を確認する

昇降デスクで使う場合は、もうひとつ変数が増えます。

天板が上がった分だけコードが引っ張られるため、最も高い位置に上げた状態で長さが足りるかを見る必要がある。

机側の可動域の考え方は、立ち座りを切り替える机の基準でまとめています。

ご覧ください。

買い替えの目安は、年数よりも状態です。

プラグの根元や本体が変色している、差込口がゆるくてプラグが自重で抜けてくる、コードの被覆にひび割れや折れ癖が付いている。

このどれかが出ていたら交換を検討してください。

個別スイッチが押しても反応しないときも同じです。

使い続ける判断はせず、新しいものに替える。

分解や配線の自作は行わないでください。

よくある質問

電源タップの寿命はどれくらいですか

メーカーが3〜5年程度を交換の目安として案内していることが多い部品です。

ただし実際の劣化は、差し込む機器の消費電力や設置環境の湿気、抜き差しの回数で変わります。

年数で機械的に判断せず、変色・ゆるみ・被覆の傷みという見た目のサインで判断するほうが実用的。

タップからタップへつないでも大丈夫ですか

やめてください。

合計1,500Wという上限は、つなげても増えません。

むしろ何が何Wを使っているのかが把握しづらくなり、プラグの接点が増えることで発熱の箇所も増えます。

口数が足りないなら、口数の多いタップに買い替えるか、別のコンセントから2本目を引くほうがよい。

USB端子付きの電源タップだけで、パソコンの充電は足りますか

機種によります。

USB-Cで給電するノートパソコンは、45W以上を求めるものが多い。

タップ内蔵のUSB端子は、1端子あたりの出力が抑えられている製品もあり、その場合は充電が追いつかないか、電源に接続していても残量が減っていく状態になります。

仕様表で単独出力の値を確認し、記載がなければ純正の充電器を使ってください。

雷ガード付きなら、パソコンをつないだままでも安心ですか

安心とは言えません。

雷ガードはサージを吸収する部品を持つという仕様であり、あらゆる落雷の影響を止めるものではないためです。

雷が近いときは、プラグを抜くのが最も確実な対処になります。

コードは何mを選べばいいですか

測った距離に10〜20cm足した長さが目安になります。

デスク裏に固定するなら1〜2m、床のコンセントから離れた位置なら3m以上。

余った分を束ねて縛ると熱がこもるので、長すぎるものを買って巻いておく運用は避けたいところです。

まとめ

電源タップを選ぶ順番は、合計1,500Wの容量に収まるかを確かめ、次にコードの長さを測り、そのうえで口数と形を決める、という流れになります。

口数だけで決めると、大きなACアダプターが隣の口をふさいで、数字どおりには使えません。

雷ガードやトラッキング防止といった表示は、それぞれ守る範囲が限られているものとして読んでください。

まずは手元のACアダプターを数え、コンセントから置きたい位置までをメジャーで測るところから始めてみてください。

その2つの数字が出れば、候補はかなり絞れます。

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